独学において、重要な位置を占めるのが「本」です。
というのも、
「本」は、独学する人にとっての「先生」であるばかりでなく、
その分野を一緒に学ぶ「仲間」にもなり得るからです。
どういう本を選ぶか?
まず、最初に、考えたいのは、
どういう本を選べば良いか?です。
独学においては、本が先生になるわけですから、
できるだけ、良い先生を選びたいと思うのは、
誰しも同じでしょう。
相性で選ぶ
ただ、
人間の先生でも相性みたいなものはあるので、
本の先生も、自分の感性に近いものを選びます。
- 人気がある本
- レビューが良い本
で、他人の意見を参考にするのは良いですが、
鵜呑みにすることなく、
自分の感性を大事にしましょう。
レベルが少し上の本を選ぶ
本=先生なのですから、
本自体のレベルも考慮しましょう。
人間の場合は、
基本、先生>生徒というレベルである場合が多いので考慮する必要はありませんが、
本の場合は、自分で選ばなければなりません。
選び方としては、
自分のレベルよりも、少し上のレベルの本が良いでしょう。
サラサラとは読めないけれど、頑張れば読める。
これぐらいのレベルが良いと思います。
どうやって本を読むのか?
「は?本の読み方なんて、知ってるよ!」
と思われるかもしれません。
でも、
独学をするのならば、
本の読み方も同時にレベルアップさせておきましょう。

本の読み方一つで世界が変わる
先生と対話する
本の先生は、1対1であなたにつきっきりで教えてくれます。
それならば、
先生と対話するつもりで、本を読んでいきましょう。
というのも、
読んでいるのは、自分よりも、少しレベルが上の本。
だから、
スラスラ読むことが、できない箇所って、どうしてもあるんですね。
そういう時、
他の人がどうするか?は、わかりませんが、
私は、いつも、
- 黙読を音読に変えてみる
- 「え?待って、待って!」と言って、もう一度読む
- 「どういうこと?」と言って、もう一度読む
なんてことを、やっています。
一緒に学ぶ仲間になる
そうやって、アウトラインがつかめたら、
今度は、もう少し精読していきます。
本に書いてある内容に関して、
「なるほど~」とか、
「え?違うんじゃないの?」
「それは、これと一緒のこと?」
などなど、
自分が思ったことを、そのまま本に書き込んだり、
ノートにがっつり書いたり、していきます。
※これは、机の上だけで済む独学の場合です。
分野によっては、実際に練習を行う段階だとも言えます。
ここまで進むと、いつのまにか、先生役だった本は、一緒に、その分野を学ぶ仲間になっています。
まとめ
あとは、これを、繰り返して
次のレベルへと、少しずつステップアップしていくだけです。
この中で、
一番、気をつけて欲しいのが、
自分の感性と合うかどうか?
という点です。
ここ、意外な盲点なので、
本を選び慣れるまでは、
アナログな本屋と図書館を利用して、
本を選ぶ感性を磨くことをおススメいたします。