GA4には、カタカナ語がたくさん出てきます。
しかも、なんとな~くわかるような、わからないようなカタカナ語がとても多いです。
ここでつまづいて、GA4なんて使わない!とて思ってしまうともったいないので、セッションとイベントについて、必要な範囲のみザクッと説明をしておきます。
GA4のセッションとは?
GA4のセッションとは、アナリティクスヘルプで見ると、「ユーザーがウェブサイトまたはアプリケーションを操作する時間です。」と書かれてあります。
でも、この日本語はちょっと違います。
そこで、英語表記を確認してみます。
a session initiates when a user either opens your app in the foreground or views a page or screen
となっていますので、時間ではなく「ウェブサイト上で操作をしている状態のこと」と言った方が良いと思います。
ちなみに、30分間、操作がない場合には、セッションは切れますが、操作をしている限り、継続時間の上限はありません。
ただし、タブは開いていても、何も動きがない(フォアグラウンド(前面)で動いていない)場合には、操作とはみなされません。
GA4のイベントとは?
一方、GA4のイベントは、ユーザーが起こす行動を計測する機能のことです。
こちらも英語表記を見てみましょう。
An event allows you to measure a specific interaction or occurrence on your website or app.
簡単に言うと、イベントは、ユーザーの特別な行動を測定できるよ!って感じ。
じゃあ、どうやって測定するのか?というと、GA4側で、いくつかの「イベント」が用意されていますので、まずはそれを利用します。
準備されているイベントの種類
GA4側で準備されているイベントは、2つに分かれます。
- 自動収集イベント
- 拡張計測機能イベント
です。
自動収集イベント(何もしなくても収集してくれる)
- ユーザーの初回訪問・・・first_visit
- ユーザーのセッションの開始・・・session_start
- ユーザーが見ていた時間・・・user_engagement
拡張計測機能イベント(管理→データストリームでonする)
- ユーザーのページの表示・・・page_view
- ユーザーが90%スクロールした・・・scroll
- ユーザーの離脱クリック・・・click
- ユーザーのサイト内検索・・・view_search_results
- ユーザーのフォームの操作・・・form_start 、 form_submit
- ユーザーの動画エンゲージメント・・・video_start 、video_progress、video_complete
- ユーザーのファイルダウンロード・・・file_download
自動収集イベントの方は、GA4側での設定は不要ですが、拡張計測機能イベントに関しては、設定が必要です。
と言っても、やり方は簡単。
左下の管理(歯車マーク)→プロパティのデータストリーム→データストリームの右横の>をクリック→拡張計測機能のトグルをonにします。

これで、すべてのイベント(計測機能)が動くようになりました。
そのほかのGA4イベント
ここで、もう一度、GA4のイベントについて確認しておきたいと思います。
これは、私自身、そうだったというだけで、他の方には当てはまらないかもしれませんが、アナリティクス画面で作業を行うと、途端に「アレ?イベントって何だったっけ?」になりませんか?
そこで、奥の手です。(最初から出せって?(爆)
イベントとは何か?と考えるのではなく、GA4はユーザーの行動を「イベント」という名前で収集しているのだ!と考えましょう。
すると、不思議と腑に落ちます。
なので、上記以外のユーザー行動を知りたい!と言う場合には、自分でイベントを作成することもできるわけです。
記事が前後しちゃいましたが、コンバージョン設定で使ったのが、このイベント作成でした。
最初は単にマネしながらの作業でも構わないですが、少しずつ、あぁ!そういうことだったのね・・・とGA4の全体像が見えてくればいいな・・・と思います。
まとめ
GA4を使い始めて、私自身、ピンと来ないカタカナ語に悩まされました。
いろいろググっても、知識の差や、母語の差から、なかなか腑に落ちませんでした。
特に、今まであまり関わってこなかったジャンルのものって、すべての情報を自分の中にインプットしようとすると、疲れてしまいます。
年のせいか、すぐに忘れるし(泣)
でも、一歩ずつ、必要な疑問を解消していくと、いつか必ずつながっていきます。