どんな商売でも、広告効果測定は必須です。
特に今は、アナログなビジネスと言えども、広告=チラシだけではなく、ホームページもある、ブログもインスタもやっているという人は多いですよね。
そういう場合も、GA4を使えば、無料で広告(媒体)の効果測定ができます。
アナログなチラシの場合
アナログなチラシの場合の効果測定というと、
- 物販の場合は、お店に来てくれるお客様の数、購入品や購入価格
- それ以外のサービスを提供している場合は、実際のお問合せ数や来場者数など
をチェックするだけのことが多かったと思います。
ですが、アナログなチラシを見て、まずはホームページをチェックする人も少なからずいますので、こうした人たちの追跡もしておきたいはずです。
実際、今はチラシに、ホームページへの誘導(URLや検索ワード、QRコードなど)を入れるのがお約束のようになっていますが、何も測定せず、ただひたすらに売り上げを待つだけではもったいないです。
GA4で効果を測定してみましょう
というわけで、早速、GA4で広告の効果測定をしてみましょう。
最初は、あれもこれも!と考えず、ざっくりやっていくのがおススメです。
左側のメニューから、レポート→集客→トラフィック獲得をクリックします。
すると、こんな画面が出てきます。

まず、右上の日付をチェックしましょう。
デフォルトは、過去28日間になっていますが、アナログなチラシを入れた場合には、チラシを配布日からに変更するとわかりやすいと思います。
これで、おおよその数字はつかめます。
- Organic Searchは、検索サイトから来た
- Directは、チラシから来たor顧客など
- Refferalは、別サイトから来た
- Unassignedは、不明
- Organic Socialは、インスタなどのSNSから来た
ことになります。
また、左側の欄にある「+」をクリックして、「セッションの参照元/メディア」を選べば、上記の1と5の詳しい内容、たとえば、google検索から来たのか?yahoo検索から来たのか?インスタから来たのかFacebookから来たのか?がわかります。
SNSからの流入が多い場合には、どのSNSがもっとも効果的なのか?何に優先的に取り組めばいいのか?が見えてきます。

ちなみに、Directの内容は、この段階では詳細は不明です。ただし「+」から「地域」を選べば、チラシを配布した地域とすり合わせができます。
さらに、私が意外に確認した方がいいな・・・と思っているのが、「デバイスカテゴリ」です。
こちらも「+」をクリックすると表示させることができます。
絶対、スマホの方が多いだろう?と思っていたら、意外にパソコンの方が多かった・・・なんてこともあるんですよ。
それを確認しないまま、スマホ時代という思い込みだけで、チラシ内の誘導をQRコードだけにしてしまうと、自ら広告の効果を半減させることにつながります。
GA4の結果の活かし方
上記のことがわかるだけでも、GA4を使うメリットはあるわけですが、もう少し上記の画像を例に考えてみましょう。
実はこれ、私のサイトなんですけどね。SNSからの流入がおそろしく低いです。3って。(爆)
しかも、右側の平均エンゲージ時間もひどいです。
もちろん、SNS自体、適当にやってるだけなので、期待もしていませんでしたが、優先順位は低いってことが感覚ではなく、はっきりと見える化しています。
ただ、適当にやってても3はあるんだな・・・とは思いましたけど。(あくまでポジティブ思考)
それと、残念ながら、私自身はもう、会社を清算したのでアナログなチラシは打ったりしないんですが、あぁ!会社やっていた時に、GA4があったら!なと、悔し涙が止まりません。
なぜって、今回の記事では、GA4を大まかな指標としてしか使っていませんが、キャンペーンごと(チラシ媒体ごと)にQRコードを作っておけば、どれだけの人がそのキャンペーンでホームページに来たか?まで見えるようになります。
しかも、こうした設定や分析はすべて無料でできるんですから、やらない手はないですよね。(もちろん、チラシ代はかかりますよ)
まとめ
過去には、私もチラシを打ったり、ニュースレターを出したりしていましたが、その当時は、現実的に電話がかかってくるとか、問い合わせがあるとか、そういう現実的な結果しか確認することができませんでした。
でも、それだと、今すぐ客しか見つけられないんですよね。
確かに、今すぐ客は有難いですが、商売を安定させるためには、自社にあったお客様を前もって集めておくことが、将来の希望へとつながっていくわけで、GA4をぜひ、自分の右腕にしてほしいなと思います。

社長業は孤独なので、指標を見せてくれるGA4は大事な右腕にもなり得ます。