コリータ・ケントの本は、絵を学ぶための本というよりも、
「クリエイティビティ」を高めるためのものです。
コリータ・ケントは、
誰にだってクリエイティブ・スピリットの種はある。
あとは、それを育てるだけ。
そう言ってくれています。
だから、信じてやってみよう!
雑誌を切り抜く
絵を描くことは、目を鍛えるためには、とても良い方法です。
でも、それだけに縛られる必要はありません。
今回は、雑誌を切り抜くレッスンをやってみました。
やり方は、
- 5.1mm 7.6mm のサイズで100枚ぐらいを雑誌から切り抜く
- それを、好きなものと、好きじゃないものに分ける
- 好きな方のカードのレイアウトを見て、何に使えそうか?を考える
これだけです。
注意するのは、好きなカードを選ぶ時、
切ったカードの内容には惑わされない!という点です。
見るのは、写真の内容とかじゃなく、カード内のレイアウトの方です。
実際にやってみると、これはとても楽しかったです。
最初は、ついつい、カード内の絵や写真に惑わされますが、
ある程度のスピードで、カードの好き、嫌いを決めていくと、
だんだん、レイアウトだけに目がいくようになります。

JAFさんの雑誌を利用させてもらいました
それは、何になるの?
こうしたレイアウトを利用すれば、
- たとえば、ポスター、
- たとえば、年賀状、
- たとえば、誕生カードなどなど、
いろんなものが作れます。
実際、雑誌を決まったサイズに切り抜いたことで、
思いもよらないレイアウトが生まれ、結構、ワクワクしました。
また、何より良かったことは、
自分の目の使い方(鍛え方)を知ることができた点です。
コリータ・ケントは、ずっと、本の中で、
目の筋肉のように鍛えることの重要性を説いています。
目を鍛え、見るスキルを伸ばしていくことは、
絵を描くことはもちろん、
仕事や人間関係、子育てなど、自分の人生すべてに大きな影響を与えていくからです。
まとめ
コリータ・ケントのクリエイティブのレッスンは、
雑誌を切り抜くだけでなく、
- アスファルトのヒビを毎日、5分見続けたり、
- 影や植物を眺めたり、
- 字を書いてみたり、
いろんな方法があります。
もちろん、その中には、自分には合わないものもあります。
たとえば、
葉っぱを毎日描く・・・なんていう課題を、
私は2日で、投げ出してしまいました。
あまりに、うまく描けないので、意気消沈して、楽しくなくなっちゃったんです。
だから、多分。
初心者は、無理をしなくてもいいんだと思います。
大事なのは、とにかく、描くことよりも、見ることなのですから。