影の描き方の練習は、何がいい?

前回、光と影のマジックがとても面白かったので、

俄然、影を描くことが楽しくなってきました。

そこで、今回も、

「内なる画家の眼」の著者エドワーズ先生に教えてもらいます。

 

エドワーズ先生の教え方

本の中で「私が指導します」

とエドワーズ先生が仰るので、ちょっと、頑張ってみます。

 

さて。

やり方は、

  1. 紙全体を明るいグレーにする(鉛筆の芯を削って擦る)
  2. 顔の輪郭を描き、顔の中心線を引く
  3. 暗部(影)の部分を濃くしながら形を描く
  4. 消しゴムで明部の形を出す
  5. 表情など見本に近づくよう修正していく

ざっと、こんな手順です。

※興味のある方は、ぜひ、実際にこの本で練習してくださいませ。

 

上手く描けない!

こうして、ワクワクしながら模写を始めました。

この時、暗部の形、明部の形を見たまま描くために、

私は、見本を逆さまにして描いていきました。

 

ところが、この絵をひっくり返してみると、

明らかにデッサン狂いが起きていました。

 

逆さまにして描くのは、

目、鼻、口などを象徴的に描かないようにするためですが、

それよりも、訳のわからない形を見たままそっくりに描くことが大変でした。

特に、影の形はとても複雑なので、

完璧な相似形にすることが、私にはできなかったんです。

 

それに、前回の練習でもわかったように、

逆さまにしていると、見えてこないものがあります。

そこで、

自分を信じ、逆さまにしないで模写することにしました。

 

以前、行ったピカソの模写は、

線画だったため、それぞれのスペースの形が、明確でした。

ところが、光や影の場合は、その境界がぼんやりしているため、

私は、迷ってしまったようです。

 

迷って得たもの

結局のところ、最初に描いた部分は、ことごとく消してしまって、

ほぼほぼ、全部、描き直していきました。

それが、こちらです。

 

影の描き方の練習

 

結局、最初に描いた顔の中心線はいつの間にか消えてしまいましたし、

全体のグレーも、何度も描きなおしている間に、わけがわからなくなりました。

結果、

最終的には、自分勝手に描いてしまってました。

 

でも、それでいいのだ・・・と思います。

絵の描き方は、人それぞれで構わないのです。多分。

 

影を描くポイント

ただし、影を描く練習をする時には、

  • 光=画用紙の白さそのもの
  • 一番暗い影=鉛筆で一番濃く描く

この範囲を了解しておくことが、とても大事だと、今、実感しています。

 

上記の理屈は、言われてみれば「ほんっとに当たり前」のことです。

でも、正直言うと、私にはその発想は全く!ありませんでした。

 

だからでしょうね。

最初の方の絵は、皆、影が薄いんです。

 

だって、ずっと、私はこう思ってました。

影は、絵の具の「黒」ではない!!

だから、少し薄めに影をつけよう!

って。

 

でも、現実の世界と、デッサンの世界は、基本、違う世界です。

それなのに、現実の尺度を画用紙の中に持ち込んでました。

だから、最初の絵は影が薄い・・・

というか、影に、何の力もなかったんです。

 

 

まとめ

今回、影の描き方を実際に練習してみて、

ああ、これなら、誰にだってできるはずだと思いました。

だって、見たままを描くだけなのだから。

 

そして、

影の存在というか、

影が持っている力を、改めて知ることができました。

もう一度、上記の模写を見てください。

鼻なんか、なんの輪郭も描いていません。

ただ、周りの影を忠実に描いていっただけのことです。

なのに、ちゃんと「鼻」の形が見えてくる。

 

これは、本当に貴重な体験でした。

絵を上手に描く・・・ことよりも、

今までとは違う物事の「見方」を教えてもらった気がしています。