GA4には、最初から「集客」というレポートがありますので、これを活用してみましょう。
GA4の集客レポートを見る
早速、ささっとGA4の集客レポートを見てみましょう。
左メニューのレポートから集客をクリックします。
すると、
- 概要
- ユーザー獲得
- トラフィック獲得
の3つが出てきますので、
ユーザー獲得をクリックしましょう。
上記は、私のサイトのGA4画面なので項目が少ないですが、それでも、
- Organic Search・・・検索から来た
- Direct・・・直接URL入力やQRコードなどから来た。ただし、参照元が不明の場合もDirectとなる
- Refferral・・・別のサイトから来た
- Organic Social・・・SNSから来た
と言うことがわかります。
ユーザー獲得とは、「サイトに来てくれたよ!」って意味ですが、ここで注意すべきは最初のユーザーの・・・という部分です。
当たり前ですが、「最初」なので、1回こっきりしかありません。
比較のために、トラフィック獲得もクリックして見てみましょう。
こちらは、
- Organic Search
- Direct
- Referral
- Unassigned・・・GA4側のどの条件にも当てはまらない人が来た
- Organic Social
という結果が出てきていますね?
ユーザー獲得よりも項目が増えているのは、トラフィック獲得の場合は、セッションベースだからです。
セッションベースって何だ?という詳しい説明はやめておきますが、要するに
- ユーザー獲得=初回訪問だけのレポート
- トラフィック獲得=初回も2回目以降も含めるレポート
と考えておけば良いと思います。
なお、自分がどういう活動をしているか?(集客に何を使っているか?)で、
- Paid Search・・・有料広告から来た
- Email・・・Emailから来た
- Organic Video・・・動画サイトから来た
という項目が出てくる場合もあります。
GA4の集客レポートを役立てる
GA4のユーザー獲得とトラフィック獲得の違いがわかったら、どうやって自分の集客に役立てるか?ですね。
ユーザー獲得はどう役立つ?
まずは、ユーザー獲得の場合です。
これは、すごくわかりやすいです。
初めて、自分のサイトにやってきてくれた人が、どこから来たのか?
が見える化しましたね?
しかも、見える化したのは、それだけではありません。
出来上がった表を横にスクロールしていくと、こんな項目が!
右側にコンバージョンが出ていますね?
前回、最初にコンバージョンの設定をしましょう!と言ったのは、こういうことのためです。
これで、どこから初回訪問を獲得(集客)すれば、コンバージョンが上がるのか?が見えてくるようになりました。
トラフィック獲得はどう役立つ?
次に、トラフィック獲得の場合です。
先ほどの表と比べると、いろんなところに差が出てきていますね?
特にコンバージョンの項目を見てみましょう。
トラフィック獲得は、何度目の訪問かはわからないし、最初はどこから来たのか?もわからない。ただ、コンバージョンしてくれた時の参照元はどこだったのか?がわかります。
実際に、表の数字をみてみましょう。
Emailでのコンバージョンは、ユーザー獲得が2042、トラフィック獲得は3934になっています。
これは、
- コンバージョンした人の中で、初回訪問がEmailだった人の数=2042
- 初回訪問はなんら関係なく、最終的にEmailからコンバージョンした人の数=3934
と読み取ります。
では、Paid Searchはどうでしょうか?
ユーザー獲得が8487、トラフィック獲得が9200です。
数としては、圧倒的にPaid Searchの勝ちですが、増加率を見ると、Emailの方に軍配が上がります。
とは言え、どちらも効果があることは見えていますので、ビジネス的には、EmailもPaid Searchも続けた方がいいに決まっています。
ただ問題は、アナログ系の個人商店に、どこまでのことができるか?です。
Paid Searchは有料広告なので、費用がかかりますし、Emailを使ったマーケティングは、手間がかかります。
資金も人手も豊富にある大企業とは違って、アナログ系の個人商店の場合は、どちらを優先すべきか?という発想も必要ですから、そういう時の指標としてトラフィック獲得は使えます。
※現実的には、数だけではなく、利益ベースでも比較すべきですが。
まとめ
GA4のレポートは、学んだ時は理解できるんですが、毎日そこにどっぷり浸かっているわけではないので、すぐに忘れます。
ましてや、アナログ系で初心者ならなおさらでしょう。
書いた本人も忘れる時があるので、ぜひ、ブックマークをお勧めいたします。(爆)