どんな業界においても、ニュースレターは配信、発行されていますが、ここでは、改めて
- ニュースレターとは何か?
- 効果的なニュースレターの作り方や記事の書き方はあるのか?について
確認していきます。
昨今、ニュースレターは、
- メールやLINEなどを利用して配信するデジタル系のニュースレター
- 紙に印刷したものを直接、お客様に届けるアナログ系のニュースレター
の2種類がありまずが、このサイトでは、主に紙媒体でのアナログ系ニュースレターに関してお話しさせて頂きます。
そのため、地元密着型のビジネスを行っていらっしゃる方には、より有益な情報になっていくはずです。
ニュースレターとは何か?
ニュースレターとは、チラシやDMとは異なり、売り込みを行わず、お客様との長期的な関係を築くために定期的に発行する大きな意味での販促ツールのことです。
そのため、長期的な関係が大きなアドバンテージになるビジネスの場合には、なくてはならないツールだと言えます。
たとえば、
- 高額な商品を扱っている業種
- 購入前の不安や悩みが大きい業種
- アフターサービスに関心が高い業種
はもちろんのこと、
- 大々的な広告を打ち続けられない会社
- 少人数のスタッフで運営している会社
- 大手の競合他社に脅かされている会社
なども、ニュースレターを上手に使うことで、経営を安定させていくことが可能になります。
効果的なニュースレターの作り方
では、効果的なニュースレターは、どのように作れば良いのでしょうか?
ニュースレターの目的は、あくまでも長期的な関係を築くことにあります。
そのため、チラシやDMとは異なった作り方が必要になります。
チラシやDMが、商品の良さや特徴、コストの安さなどを強調するのに対し、
ニュースレターでは、
貴社も、貴社が提供するサービスや商品も共に信頼できるものであることを証明する
ようなコンテンツを発信します。
具体的には、ニュースレターを受け取ったお客様に
- この会社は、私の期待に応えてくれる
- この会社に隠し事はなく、私に対して正直で誠実である
- この会社は、私のリスクや不安を取り除いてくれる
と感じてもらえるようにします。
また、信頼を得るためには、行動や言葉に一貫性が必要ですから、
ニュースレターを定期的にきちんと発行することも重要なポイントの1つと言えます。
効果的な記事の書き方
ニュースレターは、前述した「期待感」「誠実さ」「不安の解消」を核にして作っていきますが、
この3つをどうやって、記事に落とし込めば良いのでしょうか?
期待を感じてもらうには?
何より大事なのは、「私の期待に応えてくれる」という点です。
そのため、
- お客様はどのような情報を求めているのか?
- お客様のニーズや関心はどこにあるのか?
を観察し、推測し、把握します。
ただし、お客様一人ひとりの期待感は微妙に異なりますので、
提供する情報は、間口を広く取りつつも、
ネットでは簡単に調べられないようなプロならではの知識を盛り込みます。
また、記事のタイトルは、お客様の関心を引くような魅力的なものにします。
誠実さを感じてもらうには?
誠実さを感じてもらうためには、具体的な例や写真などを使いながら、
貴社の過去の対応や考え方(ポリシー)を伝えるようにします。
具体的には、仕事で
- うまくいったこと
- 嬉しかったこと
- 苦労したこと
- 失敗したこと
- 反省したこと
- 過去に使った商品のデメリット
など、包み隠さず記事にします。
良いことも悪いことも公平に記事にすることで、
誠実さを感じるだけでなく、ギラギラした売り込み色も消えます。
不安を解消してもらうには?
お客様の不安は様々ですが、
前述した「期待感」や「誠実さ」を伝える記事を読んでもらうことで、不安も徐々に解消されます。
この時、何より大切なのは、
- お客様が理解しやすいようなシンプルな言葉を使い、
- 専門用語などは使わない
ことです。
また、お客様の「読む負担を軽くする」ためにも、
- 短い段落
- 短い文章
- イラスト等で見た目を和らげる
などの工夫が必要です。
ニュースレターとは?作り方や記事の書き方のまとめ
ニュースレターとは、お客様との長期的な関係を築くための販促ツールです。
特にアナログ系のニュースレターは、
- 地域密着型のビジネス
- お客様との長期的な関係がアドバンテージになるビジネス
- 大手と競合しており、資金、人手共に限界があるビジネス
にとっては、
- お客様のファン化
- 口コミの増加
- 売り上げの安定などに
貢献してくれるツールです。
そのためには、
- 効果的なニュースレターの作り方
- 効果的な記事の書き方
を念頭に、ぜひ、素晴らしい販促ツールへとニュースレターを育てていっていただきたいと思います。