ニュースレターを発行するためには、定期的に記事を書く必要があります。
最初は意気込んで始めたニュースレターも、定期的に記事を書くようになると、
- ネタが見つからない
- 記事が書けない
という悩みに直面します。
そこで、ここでは、
- ニュースレターにしやすいネタ
- 記事内容の大切なポイント
- ニュースレター記事の効果的な書き方
について、解説します。
販促ツールとして効果の高いニュースレターですが、
現実的に、その効果を実感するためには、
- 長期的な関係を築くためには、ニュースレターも長期的に考える
- ニュースレターだけに頼らず、他の販促ツールも同時に使う
ことが、大切になってきます。
そのため、多額の広告宣伝費を使えない地元の企業さんの場合は、
ニュースレターは、ある程度、自社で作成するつもりで考えられた方が良いと思います。
もちろん、ニュースレターは継続する必要がありますので、
ニュースレターの作成を外注に依頼しなければならない時期もあるかもしれません。
ですが、発行しているのは「あなたの会社のニュースレター」で、
コストをかけているのも「あなたの会社」なのですから、
ニュースレターのネタや記事内容のポイント、効果の出る記事の書き方について、確認しておくことをお勧め致します。
記事にしやすいニュースレターのネタ
ニュースレターの記事として書きやすいネタは、全部で10個あります。
- 社長のプライベート記事
- 時事ネタからの記事
- お役立ち情報
- お客様の声
- イベントレポート
- 成功事例
- トラブルとその対処法
- スタッフの紹介記事
- 会社の理念
- Q&A
上記のネタは、あくまでも、大きなカテゴリーみたいなものですから、
この中から、ご自身が記事にしやすいものをいくつか選ばれるのが良いと思います。
記事内容のポイント
また、前述した10個のネタを記事にする場合、どういう内容にすれば良いのか?
いくつかの大切なポイントがありますので、その点についても解説します。
社長のプライベート記事
大企業とは異なり、地元のお店や企業にとっての大きなメリットは、社長さんとお客様が近いことです。
会社の規模にもよりますが、お客様は、会社=社長さんというイメージを持っています。
そのため、社長さんのプライベートな一面を見せることで、
- 安心感
- 親近感
- 信頼感
につながる可能性は高くなります。
時事ネタからの記事
今、流行っているもの、話題になっているものは、お客様の興味も高いため、良いニュースレターのネタになります。
ただし、時事ネタをそのまま使ってしまえば、単なる「ニュース」になってしまいます。
時事ネタをニュースレターで取り上げる時には、最終的に時事ネタが自社のサービスや商品につながるか?どうか?に注目しましょう。
お役立ち情報
自社の商品やサービスに関連した「お役立ち情報」を記事にします。
あなたにとっては当たり前のことも、お客様にとっては初耳のことも多いものです。
ご自身の「当たり前」にフォーカスしてみると、
「へぇ」
「そうだったんだ」
「知って良かった」
とお客様に思ってもらえるような情報が、たくさん転がっているはずです。
そこに気づきさえすれば、一番、書きやすいニュースレターネタだと思います。
お客様の声
実際に、貴社の商品やサービスを体験した「お客様の声」は、見込み客にとっての安心材料になります。
アマゾンや楽天のレビューと同じ効果があります。
イベントレポート
会社やお店で行っているイベントは、開催予定の告知はもちろんですが、
「イベントにどれぐらいのお客様がいらっしゃったのか?」
「イベントはどんな雰囲気だったのか?」
など、行ったイベントの様子をニュースレターに記事として掲載しましょう。
こうすることで、
会社やお店の「にぎわい」や「親しみやすさ」を実感でき、
「イベントに参加する」というお客様のハードルを下げることができます。
成功事例
商品やサービスを使った「成功事例」は、お客様の声と同じ効果があります。
これもまた、書きやすいニュースレターネタの一つです。
トラブルとその対処法
成功事例に限らず、実際に起きたトラブルは、対処法も合わせて記事にすると、正直で信頼できる会社という評価につながります。
ニュースレターは、お客様との関係を長期的に築いていくことが目的ですから、
「まったく、トラブルなんて起きたことがない」と言い切る方が、かえって不自然です。
大切なのは、トラブルそのものではなく、ちゃんと向き合って対処したか?どうか?の方です。
スタッフの紹介記事
スタッフの紹介を行うことで、「全然、知らない人」が、「顔見知り」になっていきますので、適度に行うと良いでしょう。
ただし、前述したように、地元の会社やお店の場合には、会社=社長さんのイメージですから、
イベント開催で、お客様がスタッフと接する機会がある時など、効果的な時期を狙いましょう。
会社の理念
「会社紹介」ではなく、「会社の理念」を自然な形で、記事に盛り込みましょう。
Q&A
お客様から寄せられた質問に対し、紙面上で答えるQ&Aは、良い記事ネタになります。
一般的なQ&Aよりも、実際に、お客様から寄せられた質問を使うのがお勧めです。
コミュニケーションツールとしての役目も果たすことができるニュースレターは、まさに理想形です。
効果的な記事の書き方
ニュースレターのネタ、記事の内容のポイントについて前述しましたが、
最終的に、ニュースレターの記事を効果的に仕上げるには、どうすれば良いのでしょうか?
その答えの前に、まずは下記の点をご確認下さい。
そのため、上記のネタをすべて、一つずつバラバラの記事として書いていくのには、スペース的に無理があります。
また、毎回、記事のカテゴリーがバラバラというのも、長期的な視点で考えると、少し抵抗を感じます。
そこで、私がいつも行っているのが、
- 社長のプライベートと時事ネタ(1+2)
- お役立ち情報+トラブル回避法(3+7)
- 成功事例+お客様の声+会社の理念(4+6+9)
- イベント+スタッフ紹介(5+8)
などのように、一つの記事の中に複数の内容を自然と盛り込んでいく方法です。
一つの記事に複数の内容を入れ込むのは、一見、難しそうに見えますが、
紙のニュースレターの場合は、文字数に制限があるため、意外にサラッと書けます。
また、このサラッとした感じが、嫌み(売り込み色、自慢、手前みそ)を感じさせず、
ニュースレター本来の良さを引き出してくれます。
ニュースレターネタのポイントと効果的な書き方のまとめ
ニュースレターの記事にしやすいネタは、全部で10個あります。
- 社長のプライベート記事
- 時事ネタからの記事
- お役立ち情報
- お客様の声
- イベントレポート
- 成功事例
- トラブルとその対処法
- スタッフの紹介記事
- 会社の理念
- Q&A
ただ、これらのネタは、あくまでも大きなカテゴリーにすぎませんから、
一つずつ独立した記事にする必要はありません。
むしろ、記事の中でさりげなく紹介していく方が、お客様にとって読みやすいだけでなく、価値の高いニュースレターになっていくでしょう。