ニュースレターの記事を魅力的にするために、「画像」を使って視覚的に惹きつけることは、誰もが行っている方法ですが、
- 準備する画像
について、明確な指標を持たないままに画像を選んではいないでしょうか?
実際のところ、記事作成に気を取られる余り、画像まで気が回らないというケースも少なくありません。
しかしながら、ニュースレターのコンテンツは、記事+画像でまとまった一つのコンテンツですから、
どんな画像を選ぶべきなのか?という点についても、ここでは解説していきたいと思います。
ニュースレターのネタ画像の種類
まず、ニュースレターのネタ画像の種類は、
- 写真
- イラスト
- グラフなど
上記の3つになります。
ニュースレターで準備すると良い画像とは?
上記の3つの画像は、どれも、簡単にネットで手に入ります。(しかも無料で)
ですが、ニュースレターのネタ画像として最適なものは、できるだけ効果を上げてくれる画像です。
それぞれについて、解説します。
写真
写真は、インスタグラムなどの影響から、「美しいもの」「映えるもの」を選びがちですが、
地元の企業やお店として、地域の方に愛されることを目指すならば、
「現場感」「臨場感}がある写真を選ぶ方が、効果的です。
たとえば、住宅会社のニュースレターならば、
「完成された美しい家の写真」よりも、職人が働いている「現場の写真」の方が、
お客様の心に残ります。
「完成された美しい写真」が悪いという意味ではなく、
ニュースレターという媒体の性質上、そうだ・・・というだけです。
写真を選ぶ基準を「美しさ」や「映える」という点に絞れば、
ネットにあふれている写真素材の方が、何倍も綺麗ですし、
今どきは、プロのカメラマンがいなくとも、AIが写真を生成してくれます。
ただ、それでは、ニュースレターを出す意味そのものが、薄れていってしまうでしょう。
試しに、「一戸建て」「職人」「建築中」でAIに写真を生成してもらいましたが、
職人不在の完成した住宅の写真が出来上がりました。
イラスト
イラストは、ニュースレターにおいて重要な役割を担っています。
それは、ニュースレターの記事を「読んでもらう」という役割です。
一般的に文章の中に使うイラストは、
- 文字ばかりでは読みにくい
- 余白が寂しい
という理由で使われることが多いと思います。
そのため、イラストを検索する時には、
- ご自身が書いた記事に登場する物や、記事に出て来た人(たとえば、「カメラ」「床屋さん」など)
- 単なる飾りとして(たとえば、「花」や「文房具」など)
「名詞」+「イラスト」と打ち込むことが多いはず。
ただ、そうやって利用した「イラスト」は、やはり、それ以上でも以下でもなく、
お客様にも、単なる「飾り物」として認識されます。
一方、記事(文章)をイラスト化したものは、そこに「ストーリー」が垣間見えます。
実は、「ストーリー」は、人にとって非常に重要な要素で、「ストーリー」によって、
- 関心を引きやすくなる
- 共感を得ることができる
- 記憶しやすくなる
- 価値観を伝えやすくなる
という効果があります。
そのため、単なる「名詞のイラスト」を「飾り」として使うだけよりも、
ストーリーのあるイラストを使うことは、ニュースレターを営業ツールとして使う以上、とても大切なポイントです。
ストリーが垣間見えるか?どうか?は、
- イラストを見て、「そうそう、アルアル」と思える
- イラストを見て、「クスッ」と笑える
- イラストがネタ元となって、逆に記事のアイディアが浮かんでくる(逆アイディアイラスト)
上記の3点をチェックしてみると良いでしょう。
グラフなど
写真やイラストと異なるのが、グラフなどの図です。
写真やイラストは、ある意味、自社のことや仕事ぶりをよく知ってもらうために使うものなので、
現場の臨場感や、ストーリーなど、漠然とした部分を大事にします。
一方、グラフや表などを使う場合には、信頼性を高める「公平性」や「正確さ」が必要です。
そのため、自社以外のデータを使う場合には、引用元の明記など、忘れずに行いましょう。
ただ、グラフや表は、一般のお客様には面白くない、つまらないものとして映りますので、
掲載する場合には、読んでもらうための工夫が必要になります。
ニュースレターのネタ画像のまとめ
ニュースレターに、どんな画像を準備するのか?は、
- ニュースレターの飾りとして「画像」を使うのか?
- それとも、ニュースレターのネタとして「画像」を使うのか?
この判断によって異なってくるでしょう。
ニュースレターは、定期的に発行するものだからこそ、つい「慣れて」しまいがちです。
確かに、作業的に「慣れる」のは時間短縮にもなり、悪いことではありません。
ですが、ニュースレターの効果を高める工夫をするという点においては、慣れないことを、お勧め致します。