毎月、ニュースレターを発行するだけでも「それなりの効果」は上がります。
ただ「それなりの効果」では、ニュースレター発行の手間を考えると、徐々にモチベーションは下がってくるはずです。
また、「それなりの効果」は、ニュースレターを止めても1年ぐらいは継続するため、結果的に「ニュースレター」の効果を実感できていない方も少なくないでしょう。
そこで、ここでは、ニュースレターにまとわりつく漠然とした儲かりそうな雰囲気を追い払い、実際にニュースレターで売り上げを伸ばすために必要な3Kについて解説したいと思います。
ニュースレターで売り上げを伸ばすために必要な3Kとは?
ニュースレターで売り上げを伸ばすために必要な3Kとは、
- 継続
- 活用
- 検証
の3つです。
ニュースレターは継続が基本
ニュースレターに関しては、どの業種に関しても「継続」が基本になります。
そのため、継続に向けた社内のルール作りが不可欠です。
継続に向けたルールとは、
- 発行日を決める
- 作りやすいニュースレターのパターンを選ぶ
- 誰がどんな役割を担うのか?決める
- お客様からのコメントや質問を受け付け、モチベーションにつなげる
といったことを、明確にしておきます。
ニュースレターは活用の仕方で差が出る
ニュースレターは何も考えず、ただ毎月、発行するだけでも、それなりの効果はあるものですが、それに甘んじているといつのまにか、止めてしまうケースが少なくありません。
おそらく、「ニュースレターの発行=即座に売上アップ」という間違ったイメージがあるためだと思いますが、
売上を伸ばすためには、ニュースレターをどのように活用していくのか?という点が何より大切になります。
ニュースレターさえ発行すれば、売上アップが見込めるのではなく、
ニュースレターが主役にも、わき役にもなりつつ、会社の営業戦略を盛り立てていく感じです。
そもそも、ニュースレターにおいて
- ターゲットを明確にし、魅力的なコンテンツを作ること
- 必ず明確な行動を促すこと
が重要なのは、ニュースレターを「単なる情報誌」にせず、「営業に活用」するためです。
つまり、ニュースレターの最終目標は、
- ニュースレターの記事によって、お客様をファン化し、
- お客様が行動しやすいようにすること
だと言えます。
特に高額な商品やサービスの場合には、ニュースレターから、即座に購買につながることはありません。
そのため、ニュースレターからどんな「行動」を促すべきなのか?工夫と議論が必要です。
お客様に促す行動としては、
- イベントへの参加
- 懸賞への申し込み
- アンケート依頼
- ブログやホームページへの訪問など
がありますので、その時々で、適切なものを選ぶと良いでしょう。
ニュースレターを検証するメリット
ニュースレターの検証は、前述した「ニュースレターの活用」ともリンクしています。
理想は、
- ニュースレターを読んでお客様が行動する
- お客様の行動を検証し、ニュースレターを修正していく
を、1→2→1→2と繰り返していくことです。
これにより、ニュースレターは、貴社にとって最強の営業マンとなってくれます。
また、営業には、報・連・相が必須と言われていますが、ニュースレターにとっては、検証こそが、報・連・相に値します。
事実、ニュースレターの検証がもたらす効果は
- 別々だった個々の営業ツールが総合的に作用するようになる
- スタッフ同士やお客様とのコミュニケーションが活性化する
- トラブルへの対応が早くなり、トラブルの数も減っていく
- 目標がより現実的になる
と、営業における報・連・相がもたらす効果と非常に似通っています。
ニュースレターで売り上げを伸ばす3Kのまとめ
ニュースレターで売り上げを伸ばすには、3Kが必要になります。
3Kとは、「継続」「活用」「検証」の3つですが、どれも密接に関係していますので、
- 最初は、ニュースレターを継続させる仕組みAを作り、
- 仕組みAが整ったら、ニュースレターの活用と検証をセットにした仕組みBを考える
ようにするのが良いでしょう。
ニュースレターの作成は、目の前に「作品」が出来上がるため、「仕組みA」だけで満足してしまいがちですが、大事なのは、その先の「仕組みB」です。
その一つとして、下の記事も参考にしてみてください。