ニュースレターの記事を読むか?読まないか?は、まず間違いなく「見出し」で判断されます。
つまり、ニュースレターの「見出し」で、
- 興味が湧かない
- 内容の想像がつく
- 自分には関係ない(役に立たない)
などと判断された場合には、ニュースレターの記事が読まれる確率はどんどん下がっていきます。
もしかしたら、お客様から直接「読む時間がない」と言われている会社さんもあるかもしれませんが、それはある意味、大人の言い訳(気遣い)であって、本当に読む時間がないわけではないのです。
なぜなら、紙のニュースレターの記事を1つ読んでもらうのにかかる時間は、文字数にもよりますが、大体2~3分しかかからないからです。
つまり、お客様は、
- 興味が湧く
- 内容の想像がつかない
- 自分に大いに関係がある、役立つ情報
だと確信できれば、ちゃんと時間を取って、読んでくださるのです。
そこで、ここでは、
- もっと読まれるニュースレターの見出しの創り方・生み出し方の具体的な手法
について、解説します。
なお、以前の記事で、効果的な記事タイトルの作り方は、いくつかご紹介していますが、今回は、さらにパワーアップしたい方向けになります。
ニュースレターの見出しで気を付けておきたいこと
ニュースレターの見出しの創り方・生み出し方で一つ気を付けておきたいことがあります。
それは、紙のニュースレターにつける見出しと、デジタル媒体向けの見出しは別物であるという点です。
媒体が違うのだから、当たり前なのですが、「ニュースレター」という言葉は、オンライン上では、
- 紙で発行するもの
- ネットで配信するもの(メールマガジンとも呼ばれる)
両方が、ごちゃまぜになっている状況なので、注意喚起のために敢えて、書いておきます。
ニュースレターの見出しの創り方・生み出し方
せっかく、ニュースレターでオリジナルな記事を書いても、見出しが凡庸だと、読んでもらえない可能性があります。かと言って、あまりに自分勝手な見出しを作ってしまうと、理解しにくくなって、かえって読まれなくなるかもしれません。
そこで、ニュースレターの見出しを創り出す(生み出す)具体的な手法を7つお話しします。
実を言うと、これは、記事作成にも重宝しますので、ぜひ、使ってみていただきたいと思います。
増やす(ましまし)
食べ物屋さんなどで、「〇〇ましまし」という言葉は、一般的になりましたよね?
ニュースレターの見出しも、記事の内容を「盛って」しまいましょう。
もちろん、機能の増量は、誇大広告になりますので、やってはいけませんが、ご自身の感情などは増やしても大丈夫です。
たとえば、「とんでもなく、〇〇だった出来事」とかですね。
真似る
真似ると言っても、他社の記事や見出しを真似るのではありません。
お客様が欲しいものや希望を、何か別のもので実現できないか?を考えます。
たとえば、「100均商品で、満足できる〇〇DIY」などは、非常に魅力的で読んでみたくなる見出し(記事)です。
減らす
もし、何も増やせないなら、逆に減らしてみましょう。
数字は、思いっきり減らすと、何だろう?という気になります。
たとえば、「たった1つの、〇〇できる方法」とかですね。
異質なものを組み合せる
常識的なありふれた「言葉」であっても、違うジャンルの「言葉」と組み合わせると、面白い効果が生まれます。
たとえば、「住まいの衣替え」「ポストの逆襲」などです。
逆さにする
お客様の役に立つ情報を!という意識にとらわれすぎると、凡庸な見出しになりがちです。
たまには、言葉を逆さにしてみましょう。
たとえば、「〇〇しなかったら、××に?」みたいな感じです。
分ける
普通は、1つのものを、2つとか3つに分けてみると、面白い見出しになります。
たとえば、ペット用の小さなドアについての記事を書いたなら、「扉の中にもう1つの扉?」にしてみるなどです。
変える
何かと何かを交換してみましょう。
たとえば、「〇〇を△△に変えたらどうなる?」などです。
ニュースレターの見出しの生み出し方のまとめ
ニュースレターの見出しを創り出し、生み出すためには、前述した7つの手法が役立ちます。
実は、この方法は、「見出し」だけでなく、ニュースレターの「記事作成」にも役立ちますので、ぜひ、自分のコアに据えておかれると良いと思います。
「記事」自体にオリジナリティがあれば、「見出し」をつけるのは、それほど難しいことではありません。
結局、「記事」と「見出し」は、「鶏」と「卵」の関係のように、「記事が先か?」「見出しが先か?」永遠に答えは出ないのかもしれません。