紙のニュースレターは面倒くさい。
記事が書けないし、印刷も発送もしなきゃいけないから、とよく言われました。
が、ニュースレターを続けてみて実感するのは、紙のニュースレターの方がデジタルなものよりも、ずっとラクだということです。
確かに、初めて紙のニュースレターを始める時には、手間がかかって仕方がないように思えます。
ですが、一旦、習慣化してしまえば、意外と苦痛でもないのです。
なぜなら、紙のニュースレターは多くても、月に1回で良いのですから。
一方、デジタルの場合。
たとえば、ブログやインスタなどですが、販促として本気でやろうと思うと、非常に大変です。
まず、デジタルの場合は、月に1回で良い・・・などということは絶対にありません。
そこで、ここでは、紙のニュースレターが何故?デジタルツールよりもラクなのか?その理由について解説したいと思います。
紙のニュースレターとブログやインスタとの違い
紙のニュースレターとブログやインスタとの大きな違いは、
- 発信する頻度
- 競合他社の数
- コスト
の3つです。
それぞれ詳しく見ていきます。
発信する頻度の差
前述したように、紙のニュースレターの発行は、多くても月一回しかありません。
ところが、デジタルの場合、月1回だけの発信では、ほとんど何の効果もありません。
たとえば、ブログの場合、立ち上げ時の目安は「100記事」ですし、
インスタの場合も、「100投稿」が目安です。
そして、この100記事と100投稿は、2年も3年もかけてやるのではなく、毎日を目標に発信し続けなければなりません。
また、ブログの記事は、毎日、単純に日記を書けば良いわけではなく、
- SEO対策を盛り込んで書く
- 読者のために、かゆい所に手が届くように書く
必要があります。
そのため、文字数は、ニュースレターの記事の何倍にも膨れ上がりますし、キーワード選定などもしっかり行わなければなりませんので、1記事仕上げるのに、非常に時間がかかります。
インスタの場合も同様で、映える写真をひたすら掲載していけば良いわけではなく、どれだけ早く、自社の世界観を作るか?が鍵になってきます。
そのためには、
前述した目安の「100投稿」は、フィード投稿のみで、
その他にも、リール投稿を週に1回、
ストリーズを、1日2~3回、200投稿するのが、最低ラインと言われます。
私は、この時点でgive upしましたので、インスタは単なる暇つぶしと情報集めとしてやっています。
競合他社の数
紙のニュースレターの一番のメリットは、なんといっても競合他社の数が少ないという点です。
一方、ブログやインスタの場合は、誰もが始められるので、誰もが競合他社となり得ます。
つまり、紙のニュースレターの場合には、同じ地域内の同じ業種の他社のみがライバル社であるのに対し、
デジタルの場合には、全国(もしくは世界)のどこの誰ともわからない人達と競合してしまいます。
もちろん、そうならないよう、ブログの場合には「SEO対策」や「キーワード選定」を、
インスタの場合には、「ハッシュタグ」で興味のある人を対象にできるよう絞り込むのですが、
それだけで、スイスイうまくいくわけはなく、質の高い内容を頻繁に発信していく努力は欠かせません。
たとえば、このサイトでは、ニュースレターの効果を上げるための努力について解説していますが、
これで、げんなりした方は、おそらく、ブログやインスタにおいては、もっとゲンナリするのではないか?と思います。
コストの差
最後にコストに関してですが、デジタルの方が紙のニュースレターよりも、目に見えてかかる費用は少ないはずです。
ただし、その労力と、かけるべき時間を考慮すると、コストが安いとはとても思えません。
なぜなら、ご自身の「人件費」もまたコストだからです。
紙のニュースレターの方がデジタルよりラクな理由のまとめ
紙のニュースレターの方が、デジタルよりもラクというのは、業種次第なのですが、
一般的に、お客様が即買いしない商品やサービスを取り扱っている場合は、その傾向が高いと思います。
もちろん、販促を広げていくためには、
- 紙のニュースレター
- ホームページ
- ブログ
- インスタ
など、何でもやるべきですが、人手不足の場合には、優先順位をつけて行うのが良いでしょう。
あれもこれもで、中途半端なものにするのが、一番、手間やコストを無駄にします。