新しい年が明けました。
こういう時には、自分と向き合おう!
なんて力が入りがちですが、
いきなり、そ〜いうのは、多分、疲れます。
結局、堂々巡りになったりするし。
特に、私たちは、ローマ帝国の頃とは違って、
何やら、いっつもスマホを触っています。
SNSも見て、
いいねもして、
とにかく、毎日、毎日、多大な情報の嵐にさらされている状態です。
だから。
まずは、その嵐から抜け出すために、
ほんのちょっとの時間でいいから、絵を描いてみましょう。
自分自身とつながろう
絵を描くことが、結果的に、自分と向き合うことになるのか?
それは、私もよくわかりません。
ただ、自分自身とつながることはできます。
絵を描く時には、対象物を一生懸命、見ないと描けません。
何度も、見ては描き、見ては描き・・・
これを続けている間は、
私たちは、目も心もスマホから離しています。
これは、現代人にとって、とても大事な時間だと思います。
絵を描くということは?
最近、絵を描いている時に感じるのは、
世界に存在しているのは、絵を描く対象物と、私だけという感覚です。
実際、その対象物は自分からは決して動いてはくれません。
ただ、私自身が、鉛筆を持って描きだした途端、
それは、私の世界に入りこんでくるのです。
その時、
私は、その対象物と自分の存在の確かさを感じます。
この感覚を、私は、
自分自身とつながっている
そう表現しています。

絵のうまい下手は気にしない。自分とのリンクだから。
たとえば、私はハンドメイドにも一時期凝っていましたが、
ハンドメイドの場合は、そこまでの感覚にならなかったんです。
時間を忘れ、没頭はしているはずなのに、
- 何が違うのか?
- 単に、相性なのか?
- それとも、絵を描くことそのものが、特別なのか?
そこは、不明です。
まとめ
絵を描くことで、目の筋肉は鍛えられます。
それは、単に「ものの見方」が変わるだけにとどまらず、
気持ち的にも、変わるものがあるように思います。
正直、今年のお正月は、大変な幕開けになりました。
でも、こういう時期だからこそ、ちゃんと自分自身とつながっておきましょう。
情報過多は、パニックを起こしますから。
というわけで、
新年に向けて、今日も、コリータの言葉を意訳しておきます。
差し込む太陽の光、今まで見たこともないような青い空・・・
そんな朝がある。
流れる白い雲、
咲き誇るゼラニウムの花、
床もカーペットも、
すべてのものの色と形が、まったく新しく見える朝が。
これらの瞬間は、とても強烈だ。
だが、多分・・・
足早に歩き、目を向けようともしなければ、
こんな美しい毎日が存在しているなんて、信じられないに違いない。