ニュースレターのデザインに関しては、
- 「かっこいい方が良い。」
- 「アットホームな手書きの方が良い。」
という2つの意見があり、どちらも「なるほど」と思えてしまうので、どちらを選ぶべきか?
迷っている方もいらっしゃると思います。
が、実は、その答えは「どっちでもアリ」なのです。
なぜなら、どちらを選ぶべきか?は、ニュースレターの使い方次第だからです。
そこで、ここでは、
使い方から決めるべきニュースレターのデザインと、その理由について、解説します。
かっこいいニュースレターの使い方
ニュースレターは、毎月、発行し、お客様のもとに届ける営業販促ツールですが、
イレギュラー的にニュースレターをポスティングする方がいらっしゃいます。
もちろん、ニュースレターも印刷物ですから、ポスティングに使えないことはありません。
ですが、ポスティングを行うのであれば、ニュースレターのデザインは、アットホームよりもカッコいいデザインの方が適しているのです。
なぜなら、ポスティングとは、
- 不特定多数を相手にしている
- 新規客を集めるために行う
- ポスティングという行為は怪しく、嫌われている
からです。
つまり、
「どこの馬の骨ともわからない会社が、怪しい方法で私に接触してきている」とお客様に思われないように、
ポスティングするニュースレターはかっこよく、洗練されていて、
「あぁ、名前は知らないけれど、立派な会社なのね」と思ってもらう必要があるのです。
当然ながら、紙質も普通のコピー用紙ではなく、良いものにするべきですし、
印刷もプロに任せた方が良いのは、言うまでもありません。
要するに、ポスティングするニュースレターとは、ニュースレター風のチラシみたいなものですから、
内容もサラリとしたものの方が良いですし、枚数が多い方がフリーペーパー風になります。
また、枚数を増やしていますので、4コマ漫画や料理レシピなども掲載して大丈夫です。
ただし、この方法は、当サイトでお話ししている「ニュースレター」とは、基本的な考え方が異なりますので、
そのことを理解した上で戦略的に使用されるのが良いでしょう。
アットホームなニュースレターの使い方
本来、ニュースレターとは、既存客や何らかの形で関わった方(見込み客)に送るものです。
特に紙のニュースレターの場合には、最低でも、そのお客様のお名前、ご住所はわかっているわけですから、
貴社のことを「どこの会社ですか?知らないんですけど・・・」ということは、あり得ません。
つまり、お客様と貴社の関係は、ポスティングする場合とは、雲泥の差がありますから、
カッコよくお洒落なデザインで、怪しさを払拭する必要はないのです。
そもそも「人は見た目が9割」というのは、第一印象に限ってのことです。
通常のニュースレターの場合、すでにその部分はクリアしているわけですから、次に大事になってくるのは、貴社の様々な部分をできるだけ魅力的に見せていくことの方です。
そのため、記事の内容はオリジナルな記事であっても、公平な記事であっても、プロとして信頼できるものにするべきです。
特に昨今は、インターネット上に「それらしい」記事がたくさん存在していますので、それらを上回る記事にするためには、「リアリティ(現実感)」や「アットホーム感」を前面に押し出すことをお勧めします。
なお、ニュースレターは非常に効果の高い営業ツールなのですが、高級で複雑な商品やサービスの場合には、ニュースレター単体のみで売上が安定し続けることはありませんので、ぜひ、下の記事も参考になさってください。
ニュースレターデザインの決め方のまとめ
ニュースレターのデザインを「かっこよくした方が良いのか?」「アットホームにした方が良いのか?」
悩んでいらっしゃるならば、
- ニュースレターの使い方を考えてから、
- デザインを決めるのがおすすめです。
もともと、ニュースレターは単独で使う営業ツールではありません。
確かに、直接、お客様の手元に届くニュースレターは重要な役割を担っていますが、
その他の営業ツールとの連携があってこそ、売上は安定してくるのです。
ですから、ニュースレターという営業ツールを、どう使うのか?
デザインを決める前に、いま一度、整理されてみることをお勧めいたします。