ニュースレターを作成する際、
- かっこいいデザインにしようか?
- おしゃれなデザインにしようか?
- 手書きにしようか?
悩まれるのではないでしょうか?
特に、これから、初めてのニュースレターを作成するという時には、
デザインに目が行くのは当然のことです。
ですが、紙に印刷するタイプのニュースレターの場合には、
デザインを決める前に、考えて置くべきことがあります。
たとえば、印刷するという点にフォーカスしてみると、
デジタルとは異なり、アナログなニュースレターの場合には、
- 印刷代
- 手間
の両方がかかります。
もちろん、ニュースレターは、チラシやDMと比べても、効率の良い販促ツールですが、
それでも、ニュースレターを継続させるためには、デザインも継続しやすいものにしておくことが大切です。
そこで、ここでは、
- 継続しやすいニュースレターデザインのコツ
- 効果が出やすく継続したくなる手書きの上手な使い方
について解説します。
継続しやすいニュースレターのデザインのコツ
継続しやすいニュースレターのデザインのコツは
- デジタルとは異なるニュースレターデザインにする
- 読みやすいレイアウトにする
- 負担のない枚数にする
- 読みやすいフォントを使う
- ニュースレターの内容・コンテンツを選ぶ
- 空白を活用する
- 手書きを利用する
- 別紙も利用する
の8つになります。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
デジタルとは異なるニュースレターデザインのメリット
一般的に、ブランディングのためには、デザインに一貫性を持たせた方が良いと言われます。
ですが、アナログ系のニュースレターを「お客様への手紙」と考えると、
デジタルとは異なるデザインの方が効果を発揮しやすくなる場合があります。
また、現実的な問題として、アナログ系のニュースレターの場合には、印刷コストがかかります。
たとえば、上の画像はwordが提供している無料のニュースレターテンプレートですが、
シンプルな中にセンスのあるデザインです。
ところが、こうしたデザインは、どちらかと言えばデジタル寄りで、
アナログ系のニュースレターには、あまり適していません。
なぜなら、社内で印刷するには、使うインクの量が多すぎるからです。
もちろん、ニュースレターをプロの印刷業者にまかせれば、インクの心配は不要になります。
が、ニュースレターを社内で作成するよりも柔軟さに欠けるというデメリットがあります。
(一旦、印刷のGOサインを出してしまうと、修正ができない・・・など)
読みやすいレイアウトの実例
印刷するニュースレターは、
お客様が一目で情報を把握できるように、読みやすいレイアウトにします。
- ニュースレターのタイトル
- 記事の見出し
- 本文
- 画像
- 会社情報
など、定型パターンを最初に作成しておきます。
一番シンプルなニュースレターのレイアウトはこんな感じです。
図はA4サイズ1枚の場合のレイアウトにしていますが、記事の数を増やして2枚にしても良いでしょう。
負担のない枚数にする理由
ニュースレターは読む側にとっても、作る側にとっても負担のない枚数にします。
職種にもよりますが、A4サイズ1枚~2枚までが丁度良い量だと思います。
なぜなら、昨今、
- 自社のホームページを持っている
- インスタグラムなどのSNSを使っている
会社は多く、紙媒体のニュースレターだけで、すべてを語る必要はないからです。
読みやすいフォントの必要性
フォントは、日本語だけでも、3000もの種類があります。
この中には、インパクトの強い、デザイン性の高いフォントもありますが、
ご自身の好みではなく、お客様が読みやすいフォントを選びましょう。
一般的によく使われる、MS明朝体、MSブロック体が良いと思います。
ニュースレターの内容の選び方
ニュースレターの内容やコンテンツは、あらかじめ、書くべきジャンルざっくりと選んでしまいます。
たとえば、
- 社長のプライベート記事(人柄がわかるように)
- 仕事の実例(仕事ぶりがわかるように)
- お客様の疑問を解消する公平な記事(業界の常識、非常識など)
- 特別に知っていただきたい情報(イベントなどの情報)
- 編集後記
など、書くべきジャンルを先に選んでおくと、
毎月の記事のネタ探しがラクになるだけでなく、
自分が書きたいことばかりを書いてしまうというミスを防ぐことができます。
空白がもたらす効果
ニュースレターのレイアウト図をご覧になるとおわかりかと思いますが、
適切な空白があることで、ニュースレターは、見やすく、読みやすいものになります。
また、こうした空白は、文字情報においても重要です。
たとえば、
今日は38度の気温があり非常に暑かったのでプールへ行ったがプールには同じことを考えた人であふれていた。
と書かれたものと、
今日は38度の気温があり、非常に暑かったので「プール」へ行ったが、
プールには、同じことを考えた人であふれていた。
では、どちらが見やすく、読みやすいか?は、はっきりしますね。
手書きの上手な使い方
手書きの文字やイラストには、
- 温かみ
- オリジナリティ
- 親しみやすさなど
を感じさせる効果があり、お客様から高い評価を得ることができます。
ですが、一方で、
- 修正が難しい
- くせが強い字は読みにくい
- 時間と労力がかかる
- 量的に限界がある
というデメリットもあるため、ニュースレターの継続や効果に影響が出る可能性があります。
そこで、手書きの「メリット」を活かしつつも、「デメリット」を極力減らすことができる下記の方法をおススメ致します。
- 文章や基本のレイアウトには、wordなどのソフトを使う
- 記事のタイトルは手書き風のフォントを利用する
- 手書きは、ニュースレターのデザインや、記事に使うイラストだけにする
こうすることで、
- 修正がしやすくなる
- 時間と労力が半減する
- 温かみ、オリジナリティ、親しみやすさも感じてもらえる
一石二鳥のニュースレターに仕上がります。
別紙も柔軟に利用
ニュースレターの枚数は、A4サイズで1枚~2枚が丁度良いとお話ししましたが、
- イベントを行うので、できるだけ来てもらいたい
- 時期的に、しっかりと伝えたい情報がある
- 特別オファー券を贈りたいなど
の場合には、ニュースレターの記事内でアナウンスするだけでなく、
詳細な情報を載せた「別紙」も、ニュースレターに同封しましょう。
毎月、発行するニュースレターの価値が、お客様に認められていれば、
別紙の同封は、非常に効果があります。
継続しやすいニュースレターデザインのコツのまとめ
デジタルではないアナログ系のニュースレターの場合には、継続しやすさも重要な要素になります。
ニュースレターを継続しやすくするデザインのコツには、
- 現実的な作業やコストについて
- お客様が抱くイメージについて
という2つの視点がありますが、
これは、ニュースレターを継続させ効果を出すために、ぜひとも考えるべき視点です。
ぜひ、参考にしてみてください。