ニュースレターの紙や封筒の質を上げれば、効果は上がるのでしょうか?

ニュースレターの紙と封筒の選び方

ニュースレターを印刷する紙と、ニュースレターを郵送する封筒の質を上げれば、効果は上がるのでしょうか?

実はこの答えは、YESでもあり、NOでもあるのです。

たとえば、高級な腕時計や、宝石、ブランド物のバッグなどを取り扱っているお店なら、紙や封筒の質はとても重要です。
が、人生で一番、高いお買い物かもしれない「住宅」の場合には、意外にそうでもないのです。
なぜなら、現代のお客様が求めているのは「高級さ」や「ブランド」だけではないからです。

そこで、ここでは、ニュースレターの紙と封筒は、何を基準にして選べば効果が上がるのか?
という点について、解説します。

目次

ニュースレターの紙を選ぶ基準

ニュースレターの紙を選ぶ基準は、ニュースレターで何を伝えたいと思うか?によります。

「とにかく立派な会社だと思われたい」のであれば、良質な紙を使った方が良いかもしれませんが、
ニュースレターは、チラシ、DM、会社案内とは異なるツールです。

再度、確認しておきたいのですが、
ニュースレターは、

  1. お客様が欲する情報を提供し
  2. それを継続することで信頼を得る

ツールです。

つまり、紙を選ぶ時には、

  • お客様は何に価値を見出しているのか?
  • どうすれば、お客様に伝わるのか?

この2つの視点が大切になります。

お客様は何に価値を見出している?

大企業ではなく、地域に根差した会社やお店を選ぼうとするお客様の中には、

  • 親しみやすさ
  • 気軽に相談できる
  • イメージではない現実的な信頼

に重きを置いている方がほとんどです。

特に、暮らしに密着した商品やサービスの場合は、その傾向は強くなります。
なぜなら、ずっと継続してお付き合いしたいと願っているのは、企業側だけでなく、お客様自身もだからです。

ニュースレターに敢えて、ご自身のプライベートな記事を載せるのは、
「よそ行きの営業顔」ではなく、「普段の顔」や「人となり」を知りたいというお客様の気持ちを考えてのことです。
にもかかわらず、あまりに気取った紙、高級すぎる紙を使えば、「敷居が高い」「相談しにくい」というイメージを持たれるかもしれません。

特に、地域密着型の会社の場合には、「ニュースレターの継続」こそが、パワーになっていきますので、
コスト的にも、作業的にも、継続しやすい紙を選ぶ方が間違いありません。

実際、特殊な職種(イメージが何より大事なもの)以外は、一般に出回っているコピー用紙を使っても、何の問題もありません。
なぜなら、大切なのは、紙質よりもニュースレターの内容の方だからです。

どうすれば、伝わるのか?

どれだけ、ニュースレターの内容がすばらしくとも、お客様に読んでいただけなければ、それは出していないのと同じです。

そのため、お客様に「あの会社のニュースレターだ!」ということがわかるよう、カラーのコピー用紙を使うのも良い方法です。

コピー用紙の色は、心理学的な観点から、暖色が望ましいです。

18年間作成させて頂いている住宅会社のニュースレターです。
普通のカラーコピー用紙を使われていますが、毎月500部発行するだけで、
年間の新築受注をまかなっておられます。

ニュースレターの封筒を選ぶ基準

毎月、送るニュースレターの場合には、封筒は「イメージ」よりも、お客様に「読んでもらうこと」を一番に考えます。

前述した通り、どんなに素晴らしい内容のニュースレターでも、お客様に読んでいただけなければ、それは出していないのと同じことだからです。

そのため、ニュースレターは、透明の封筒(A4サイズ)を使うことをお勧めします。

毎月、送られてくるニュースレターの開封は、忙しい現代人には、面倒な時がままあります。
そういう時でも、透明の封筒ならば、封を開けずとも、内容の一部が目に止まります。

もし、その内容に興味を惹かれれば、封を開けてくれるかもしれませんし、
封を開けずとも、そのまま、サラッとでも読んでくださるかもしれません。

当然ながら、A4サイズの透明な封筒には、ニュースレターを折らずにそのまま入れるようにします。

ニュースレターの記事の量はA4サイズ2枚までが適量としているのも同じ理由からです。

特別なイベントにご招待する時などは、立派な紙と封筒を使うと効果的です。

ニュースレターの紙や封筒を選ぶ基準のまとめ

ニュースレターの紙や封筒は、質の良いものの方が効果が上がる、とは限りません。

立派な物の方が、立派に見える。→だから、信頼できる。→その結果、売上が上がる。
というサイクルは、いわば、昭和時代の価値観です。

  • お客様の価値観の多様化
  • AIの出現

など、時代は激変しているからこそ、
お客様目線に立つ・・・ということが、何より大切なのではないでしょうか?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次