紙のニュースレターは手間もコストもかかるため、長く発行しているのに、なかなかその効果を実感できないと、心が折れてしまいそうになりますよね?
そういう時には、
- 見やすいニュースレターか?
- 読みたくなるニュースレターか?
- ニュースレターの効果を測る仕掛けをしているか?
上記の3点について、一度、確認してみましょう。
実際、
「以前からニュースレターは出していたが効果を実感できなかった。
そのため、デザイン、コンテンツを一新したところ、効果を実感し始めた。」
という方もいらしゃいますので、ぜひ、参考にしてみてください。
見やすいニュースレターとは?
見やすいニュースレターとは、いったい、どんなものでしょうか?
ポイントになるのは、
- レイアウト
- 横書き
- 余白と強弱
の3つです。
見やすいレイアウト
見やすいレイアウトは、シンプルなレイアウトです。
パッと見て、パッと読み進め方がわかる
これは、とても大切なことなのですが、あまりに当たり前すぎて、つい見落とされがちです。
たとえば、「新聞」や「漫画」は、レイアウトが少し複雑なため、
最初から「読もうともしない」方も少なくありません。
縦書きより横書き
見やすいのは、縦書きよりも横書きです。
縦書き、横書き、どちらであっても、レイアウトが複雑になれば、読みにくそうという印象を持たれますが、
シンプルなレイアウトであっても縦書きは、ページあたりの情報量が少なくなることがあります。
それに比べ、横書きは、テキストが長くても読みやすく、情報を素早く伝えられますので、
ニュースレターには、ピッタリの書式と言えます。
余白と強弱
文章に余白と強弱をプラスすることで、ニュースレターを見やすくします。
- 段落を分ける
- 見出しはサイズを大きくする
- 大切な部分は、太字にして強調するなど、
常日頃、行っていることをニュースレターでも実践します。
読まれるニュースレターとは?
見やすいニュースレターの確認ができましたら、次は、読まれるニュースレターのポイントをチェックしてみましょう。
読まれるニュースレターのポイントは
- お客様のニーズに合ったコンテンツ
- 工夫された記事タイトル
- 目を引く手書き
- 期待感を高めるイラスト
の4つになります。
お客様のニーズに合ったコンテンツ
ニュースレターの記事にしやすいネタについては、前回、お話ししていますが、
ネタを選ぶ時には、お客様のニーズは何か?を一番に考える必要があります。
ニュースレターは、お客様と長期的な関係を築くために発行するものですが、
裏を返せば、「長くつきあえる会社やお店かどうか?」をお客様に見極められているとも言えます。
そのため、
- 商品、サービスの性能や機能だけではなく、
- アフターやメンテナンス、
- 会社の親しみやすさ
などは、やはり鉄板ネタであると感じます。
工夫された記事タイトル
ニュースレターの記事は、面白い小説ではありません。
そのため、お客様の状況によっては(忙しい時や疲れた時など)、読まずに捨てられる可能性もあります。
それをできるだけ阻止するためには、記事の内容はもちろんですが、
記事タイトルを工夫することも大切です。
たとえば、
- 「便利な使い方」より、「こんな使い方、知ってました?」の方が、
- 「暑い夏を乗り切ろう」よりも、「え?今年の夏って暑いんですか?」
の方が、読んでみようかな?と思えませんか?
せっかく、一生懸命書いた記事を読んでもらうための一工夫です。ぜひ、試してみてください。
目を引く手書き
手書きの良さは、パッと目を引くところにあります。
ただ、以前の記事でもお話ししましたが、
ニュースレター全体をすべてを手書きにするのは、私はあまりお勧めしていません。
※手書きニュースレターの一般的なデメリットについては、下の記事を参照してください。
また、読まれるニュースレターという点を意識すると、「手書きの良さ」が手書きの中で埋もれてしまうことにも抵抗を覚えます。
パソコンで打ったフォントの中に、手書きがあるからこそ、記事タイトルは目立つのです。
手書きのタイトルを作成するには?
手書きのタイトルを作成するには、
- タイトルを手書きしてスキャナーで画像として読み取る
- ワードの手書き風フォントを利用し、画像にして使う
の2通りのやり方があります。
ご自身で手書きされる場合には、「読みやすい字」であることが条件になります。
それが無理ならば、ワードの手書き風フォントを使いましょう。
「ワード手書き風フォント」で検索するといろいろ出てきますので、読みやすそうなフォントを選びましょう。
なお、ワードの手書き風フォントを使う場合には、少し面倒ですが、必ず画像に変えておきましょう。
ワードの白紙画面に、タイトルを打ちこみ、snipping toolなどを使って、スクショします。
画像にしておいた方が、ワードでニュースレターを作成する時に、便利だからです。
そのあたりの説明は、下の記事の「画像の挿入方法」をご覧ください。
期待感を高めるイラスト
手書きのタイトルの他に、もう一つ、大きな力を発揮してくれるものが、イラストです。
イラストは、誰もが簡単に描けるわけではありませんので、少しハードルは高くなりますが、
無料のイラストよりも、記事内容に合ったイラストを使った方が、効果は上がります。
ニュースレターに、4コマ漫画などを入れている方もいらっしゃいますが、
ご自身のビジネスに無関係の4コマ漫画の場合、果たして効果があるのか?私自身は懐疑的です。
なぜなら、ニュースレターの効果を上げるためには、
- に、コンテンツの中身
- に、それをきちんと読んでもらうこと
これしかないからです。
イラストは、見た目の華やかさを演出する、単なる飾りではありません。
イラストから、記事への期待感を高め、本文を読んでもらうことも目的の一つです。
わかりやすいように、イラストを2つ準備しましたので、比較してみてください。
無料のイラストだけ見れば、これでも十分そうに思えますが、
下のイラストと比較してみると、記事への期待感、ワクワク感の違いがわかると思います。
ニュースレターの効果を測るには?
ここまでで、見やすいニュースレター、読まれるニュースレターの確認ができましたら、最後にニュースレターの効果を実際に測ってみましょう。
ニュースレターの効果というのは、ブランドの認知だとか、関係強化だとか、お客様を教育するなど、目に見えない抽象的なことも多いので、これらを測定することは、なかなか難しいかと思います。
そこで、まずは「ニュースレターによって、お客様は行動を起こしてくれたか?」という点だけに絞って測定してみましょう。
たとえば、
- ニュースレターを見て、イベントに来てくれた
- ニュースレターから、ホームページに飛んでくれた
- ニュースレターに掲載したチケットを使ってくれた
などなど、ニュースレターにちょっとした仕掛けをしておくだけで、ニュースレレターの効果がはっきりと目に見えるようになります。
こうした目に見える効果を、どんどん、ニュースレターにフィードバックしていけば、
ニュースレター自体を、非常に強力な営業ツールへと育てていくことが可能になります。
効果測定のための仕掛けについて
紙のニュースレターを送る場合、どんな仕掛けをするか?は、アイディア次第です。
たとえば、一番簡単なのは、
- イベント開催時に、プレゼント引換券をつける
- セール期間中に、割引券をつける
など、よく大手のスーパーがやっているようなことを真似るのが良いでしょう。
この場合は、引換券や割引券を回収するだけで、ニュースレターの効果がはっきりと見えてきます。
一方、ホームページと絡めたい場合には、
- ニュースレターに飛んで欲しいページのQRコードを掲載する
だけなので、ニュースレター側の仕掛けは簡単です。
ただし、効果を測定するためには、
- 測定用のQRコードを作成する必要がある(無料)
- グーグルのアナリティクス4(GA4)を利用する必要がある(無料)
ので、少しだけ「慣れ」が必要です。
効果が上がる、見やすい読まれるニュースレターのまとめ
発行しているニュースレターの効果が見えない場合には、
- ニュースレターは見やすいか?どうか?
- お客様が読みたくなるニュースレターになっているか?
- ニュースレターの効果を測っているか?
この3点について、確認してみましょう。
効果を上げ続けるために、ニュースレターはブラッシュアップさせていきましょう。