ニュースレターは、どれだけ頑張って作成しても、お客様に読んでもらわなければ、何の意味もありません。
基本、ニュースレターは、何らかのご縁があった方に送るものなので、多くの方は「読んでもらえるだろう」という前提でニュースレターを作成されます。
ですが、現実はそんなに甘くはありません。
送られてきたニュースレターの
- 封を開け、
- すべてに目を通すこと
は、忙しい現代人には、なかなか難しいからです。
そこで、ここでは、ニュースレターを読んでもらうために、最初に何を考えるべきなのか?という点について解説します。
また、リフォーム会社に限っては、特別に気を付けるべき点がありますので、ぜひ、ご一読ください。
ニュースレターを読むには封を開けなくてはならない
最初の難関となるのが、ニュースレターを読んでもらうには、封を開けてもらわなければならないという点です。
そのため、このサイトでは、開けなくても中身が読めるよう透明の封筒をお勧めしています。
また、ニュースレターを3つ折り等にせず、A4の大きさのまま封筒に入れることも大切です。
なぜなら、お客様自身が、
- 封を切る
- 3つ折りの紙を広げる
というプロセスを経なければ、ニュースレターを読めないからです。
こうした手間をお客様にできるだけかけさせないようにするのは、とても大切なポイントです。
ニュースレターの記事内容は、読んでみなければわからない?
お客様に手間をかけさせない、という意味では、ニュースレターの記事内容が、一字一句読んでみなければわからないというのは、マイナスになります。
確かに、ニュースレターの記事の内容は、お客様のためになる情報を書いていますが、
お客様の気持ちや、興味の対象は千差万別です。
そのため、ニュースレターのタイトルと、イラストで、どんな内容が書かれているのか?
一目でわかるようにしておき、興味のある記事だけでも読んでもらうようにすることも、お客様への大事な配慮です。
リフォーム会社が特別に考えるべき点とは?
通常、多くの業種においては、ニュースレターの宛名は、購入の依頼があったご本人様になります。
ところが、リフォームの場合には、宛名は「ご主人の名前」になることがほとんどです。
なぜなら、リフォームはそこに住む家族全員に関わることなので、お客様自身が、家族の代表である「ご主人の名前」を使われるからです。
にもかかわらず、毎月、送られてくるニュースレターを、最初に見て、封を開けるのは、まず間違いなく奥様です。
実際、リフォーム工事において、主導権を握っていらっしゃるのは、ほぼほぼ奥様なので、当然と言えば、当然です。
おそらく、奥様の方がご主人よりも家のことに携わる時間が長いため、不便なところ、不満なところが強く気になるのでしょうし、ご主人も家のことは家内にまかせていると言われる方が多いからではないか?と思います。
つまり。
リフォーム会社のニュースレターは、宛名に関わらず「ご主人」と「奥様」の両方に読んでもらえるようなニュースレターを作らねばならないということです。
このバランスを上手に取るために、私がお勧めしたいのが、
- パッと見は、奥様寄りに。
- 記事内容は、ご主人寄りに。
というやり方です。
具体的には、
- タイトル文字やイラストは女性好みのものを使い、
- 記事の内容はプロならではの視点を散りばめる
と良いでしょう。
サンプルとして下の記事画像をご覧ください。
タイトルとイラストは、親しみやすく、女性が好みそうなものを使いながらも、
記事の内容は「落とし掛け」の話や家の歴史など、プロならではの特別な情報を披露しています。
ニュースレターを読んでもらうために考えるべきことのまとめ
ニュースレターを読んでもらうためには、良い記事を書くだけでなく、お客様の状況をイメージしながら、できるだけ、お客様に負担がかからない「ニュースレター」を準備することが大切です。
こうした、心遣いがあるか?ないか?は、目に見えるものではないのですが、不思議とお客様は、肌で感じとることができるようです。
現実にご自身がニュースレターやDM、通販カタログなど受け取って、開封したことがないと、なかなか気づかない部分だとは思いますが、即座にゴミ箱行きになるケースにならないよう、注意が必要です。